It's not about good, nor justice.

 

□■□ 10月10日追記分 □■□

◇ 予定通り,9日のNY TimesにGlobal Peace Campaign全面広告が掲載されました。私としては,ひとりのアメリカ人の退役軍人が,アメリカの新聞で主張することに意味があるという立場でしたので,これが達成された時点でこのページ内のGPCへのリンクは取り外します。

◇ 戦争を支持するかしないかよりもっと本質的な問題は,テロリズムを起こさせてはならないということです。起こってしまったテロへの対策はもちろん必要。あの惨劇の首謀者は明らかに犯罪者であり,行為の責任を取るべきです。ですが,空からの爆撃というやり方は,テロの根っこを掘り返さず,生えている草を抜くだけ。作戦が成功しても,本質的な部分で状況は変わらない。私が戦争を支持しないのは,これ以上イデオロギーとか大義名分とかのために人の命が失われてはならない,人の身体もこころも傷つけられてはならないと思うから。私は戦争を憎むのと同程度にテロを憎みます。ひとつのイデオロギーに全員が染まるよう導く権力を憎みます。これからも,大義名分は人を殺し続けるのでしょうか。

◇ 現在「テロ」が起きているのは米国だけではありません。英国でも長いこと「テロ」が続いています。英国が無辜の民衆を武力で弾圧したことから始まった抵抗運動が,もはや主義主張や大義名分すらどこかに埋もれ,暴力のための暴力になってしまいました。和平交渉は何年か続けられていますが,対抗する勢力同士のパワーゲームになってしまい,武器を置くことすらできていません。パレスチナ問題も同じかもしれません。こんな事態が世界に広がってはならない――問題の本質はそこにこそあります。日本が国際協調のために自衛隊を派遣するかどうか,ましてや憲法改正をするかどうかではありません。大義名分に命を捧げることの本当の意味を知っている日本にできるのは,運送屋の役割だけではないはずです。私は日本の政府にもっと期待をしたいです。自分の国なのですから。

□■□ 10月4日追記分 □■□

10月9日にNY Timesに全面広告を出すための募金運動を成功させたGlobal Peace Campaignで日本語→英語,日本語→アラビア語のボランティア翻訳者を募集しています。詳細はこちらのページでご覧ください。
*10日現在,募集はストップしているようです。  
◇ これまで別サイトに置いてあったページのコンテンツを,こちらに移動します(整理統合)。
◆ リンク ◆
www.antiwar.com
War Resisters International
◇ War Resisiters   http://www.warresisiters.org/
=ハイパーリンクを貼ってもはじかれてエラーになってしまうので,ご自身でこのURLをアドレスバーに入力してください。
他の内容はこちらのページでごらんください。

□■□ 10月3日追記分 □■□

◇ ↓でご紹介させていただいた,「ペルベース・フッドボーイ (Pervez Hoodbhoy) 教授」について,ページを設置していらっしゃる学習院大学の田崎さまより「アメリカ人ではなくパキスタンの方である」旨,ご連絡をいただきました。私の短絡によって,誤情報を流した形になってしまい,申し訳ございませんでした。フッドボーイ教授がパキスタンとアメリカの両方に深いつながりをお持ちの方であることを知り,教授の冷静な視点がより強い危機感を帯びて伝わってきます。
 
「加藤哲郎のネチズン・カレッジ」,その中の特集ページ「イマジン」:一橋大学の加藤哲郎教授のサイト。個人にできることの第一歩は「知ること」。このサイトさんから知ることができることはたくさんあります。(当方のような,ほんとに小さなウェブページも紹介していただいています。)ページのトップにある丸山真男氏の言葉の意味,いわゆる「平時」なら「あったりまえ」と思われるようなこの言葉が,今は重く響きます。「イマジン」からはノーム・チョムスキーの発言を読むこともできます。(チョムスキーだけでなく。)

□■□ 9月27日追記分 □■□

イスラマバード(パキスタン)で働くアメリカ人パキスタン人でアメリカで学位を取得された物理学者,ペルベース・フッドボーイ (Pervez Hoodbhoy) 教授の文章,『暗黒の火曜日:イスラマバードから』,和訳文入り口。

□■□ 9月21日追記分 □■□

◇ シカゴ大学(米)のウェブサイトで進められている署名運動。
"9-11peace.org: An Eye for an Eye Leaves Us All Blind"
【終了。最新の展開は 9-11peace.org > bulletin で。】

◇ 元・米海兵隊員,グレッグ・ニーズさんの広告キャンペーン。
GLOBAL PEACE CAMPAIGN (英文&和訳文) 当初目的達成。
【グレッグ・ニーズさんの全面広告,10月9日のNY Timesに掲載。】
米国のメジャーな新聞に「戦争反対」のメッセージを全面広告として出そうというキャンペーン。

□■□ 9月19日記(オリジナル)□■□

petition.com というサイトがあります。主義主張に関係なく,一般人の声をひとつの場に集めて届けるべきところに届けるという活動をしているサイトです。人権問題,環境保護,動物愛護など,展開されている署名運動は多種多様です。

2001年9月11日の米国での事件以来高まっている武力行使の可能性についての署名運動もあります。

下にリンクしてあるのは,武力行使に反対する署名運動です。ロンドン在住の日本人の友人から教えてもらいました。

CALL FOR PEACE & JUSTICE! (ブッシュ大統領宛て) → 内容詳細

Beyond Retaliation: A Call for Nonviolence! (ブッシュ大統領宛て) → 内容詳細

 

署 名 す る に は ……
(1) 上のURLで出てくるページをちょっとスクロールしたところに出てくる入力欄に名前を半角英字で入力。(サイトで公開される時,名前を出したくなければ,その下のDisplay in public list as "Anonymous"というところにチェック。) → "Continue" ボタンをクリック。
(2) 氏名,メールアドレス,郵便番号,国(以上必須項目),住所(書かなくてもよい)を半角英字で入力。書きたいメッセージがあれば,"WHY I AM SIGNING THIS"に半角英字で入力。(メッセージは書かなくても問題はありません。) → "Preview" ボタンをクリック。
(3) 記載されている内容を確認し,それでOKならページをスクロールして下の"Add My Signature!"ボタンをクリック。これで署名が確定されます。(10分くらいでメッセージが反映されるそうです。)修正があればブラウザのバックボタンで戻って修正。 → "10分以内に署名が反映され,自分のメッセージが表示されます。

閲覧できる署名は,最新の25件のみになっています。タイミング次第では,自分の書いたことがウェブで読めません。(私も読めなかった。)

一度"Add my Signature!"ボタンを押してしまうと,発言内容は修正できません。

「署名運動に効果があるのか」などの疑問があれば,サイト内のFAQをご参照ください。(私もここを読んで納得した上でご紹介することにしました。) 英語を読むのが大変なら,ウェブ無料翻訳を利用してください。(excite.co.jp の翻訳 など。)

署名できるのは,サイトで利用者登録(IDを取得してログインするようにする)の手続きをしない限り,1台のコンピュータからは1度限りです。ご家族などで共有しているマシンをご利用の場合は,親サイトのトップ(http://www.care2.com/)で利用者登録をしてから署名してください。

 

□■□ CALL FOR PEACE & JUSTICE! 詳細 □■□

ページの先頭に ▲

CALL FOR PEACE & JUSTICE!
 
In the aftermath of the ruthless attack on the World Trade Center and Pentagon, we implore the leaders of the United States to ensure that justice be served by protecting the innocent citizens of all nations all over the world.
 
We demand that the President maintain the civil liberties of all U.S. residents, protect the human rights of all people at home and abroad, and guarantee that this attempted attack on the principles and freedoms of the United States will not succeed.
 
We plead for a thorough investigation of the terrorist events before any retaliation.
 
We call for PEACE and JUSTICE, not revenge. LET THERE BE PEACE ALL OVER THE WORLD!
 
In Solidarity,
The Undersigned
平和と正義を!
 
WTCとペンタゴンへの残酷な攻撃がありました。世界中のすべての国の罪なき市民を守ることによって正義を為すよう,合衆国の指導者の方々にはお願いしたいと思います。
 
大統領には,合衆国に住んでいる人々すべての市民的自由(行政権力の恣意的干渉からの自由)を侵すことなく,合衆国内外のすべての人々の人間としての権利を守り,合衆国の原則と自由に対して企てられたあの攻撃に実を結ばせないよう保証していただきたいと思います。
 
報復の前にテロ事件の全容を調査することをお願いします。
 
復讐ではなく,平和と正義を,私たちは求めます。全世界に平和を!
 
団結して
署名者

 

□■□ Beyond Retaliation: A Call for Nonviolence! 内容詳細 □■□

ページの先頭に ▲

Beyond Retaliation: A Call For Peace and Nonviolence
 
報復を超えて:平和と非暴力を求めます
 
Not must we ever do evil, that good might come of it. -- William Penn
 
悪を為すなかれ。善が生まれるよう。---- ウィリアム・ペン
 
In the aftermath of the recent World Trade Center Towers and U.S. Pentagon disaster, we, the undersigned, offer our sincere and heartfelt condolences to all those whose lives have been touched by this unprecedented tragedy.
 
過日のWTCとペンタゴンでの悲劇は先例のないものでした。この悲劇に見舞われた方々に心よりお悔やみを申し上げます。
 
We also affirm our deeply held conviction that retaliation and revenge can never resolve conflict, and will only perpetuate continuing cycles of violence and terrorism.
 
その上で申し上げます。報復と復讐は,争いを解決するものではありません。暴力とテロの悪循環を,この先もずっと続かせるだけです。私たちは心の底からそう確信しています。
 
In addition, we believe that both violence and nonviolence are learned behaviors, and we commit to promoting peace and fostering justice by moving beyond the impulse to retaliate, and by teaching -- and demonstrating -- the power of nonviolence.
 
暴力も非暴力も,人間が先天的に知っていることではありません。私たちは,報復したいという衝動を乗り越え,非暴力の力を教え,同時に示すことによって,平和を築き,正義を育てることに,信念を持って取り組んでいます。
 
Moreover, we resolve to support peaceful, humane, and nonviolent means of conflict resolution locally, within our own communities, and we urge governmental leaders -- in the United States and throughout the world -- to lead by peaceful example and to adopt nonviolent, nonretaliatory measures in responding to any/all acts of domestic and international violence.
 
私たちは,平和で人間的で非暴力的な紛争解決手段を,自分の生活圏内でサポートしていきます。国内で,また国際的に起こる暴力に対しては,合衆国政府,および世界各国政府の指導者の方々には,平和的な例に倣い,非暴力的で報復を超えた方法をとっていただきたいと願っています。
 
Sincerely,
The Undersigned
敬具, 署名者

 

署名では,多くの人々の,「暴力の連鎖を止めよう」という思いが,さまざまな言葉で短く述べられています。米国だけでなく,英国の人も日本の人も署名していました。その中でも目立ったのは,「AF」の文字 ---- アフガニスタンです。
メッセージにはこうありました。
    『パレスチナ』が選択肢に入っていない。仕方がないから,
    自分の立場を重ねあわせることができる『アフガニスタン』を選んでおくが,
    平和を訴える署名なのなら,『パレスチナ』を選択肢に入れておいてもらいたかった。
このサイトの運営は,米国の非営利団体が行っており,メッセージを送る時のフォームは,この署名運動そのものとは関係なく,このサイトで行われている署名運動すべてに共通したものです。
メッセージを残した人がそこまで知っていたかどうかは私にはわかりません。けれども,自分の国の名前が,用意されているフォームの中に入っていなかった ---- その人はどんなにがっくりしたことでしょう。
このサイトは米国の団体のものです。米国の枠組から自由ではありません。米国は『パレスチナ』を認めていません。だから,米国の団体のフォームに,パレスチナは存在していないのです。
その名を持つ土地はこの地球上にあり,そこで生まれ育って暮らしている人が大勢いるというのに。
 
米国とパレスチナに限った話ではないでしょう。
国際的に認められているかいないか ---- アフガニスタンの現タリバン政権もそうですし,台湾もそう。落ち着く前のクロアチアなどもそうだったでしょう。中央アジアから地中海にかけて,国境とは関係なく居住エリアを持つクルド人,スペインのバスク人も,自分たちにとっての「くに」の名前が,署名やショッピングやアンケートなどのフォームに存在しないのです。
日本という国で生まれ,日本という国に暮らし,日本人というアイデンティティを持ち,世界のどこにいっても「Japanese」と言えばわかってもらえる,という状態は,当たり前のものではなく,たまたま世界的に承認されている国家に生まれ育ったための,あくまでも偶然の産物なのだと,そういうことを思わされます。

 

ページの先頭に ▲

◇ 冷静な解説があります → 「田中宇の国際ニュース解説」

文責:nofrills, 19 & 21 September 2001